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2012.08.31 夏休み終了
とりあえずの進路が決まったということで、数日間、実家の方に帰省しておりました。



下界から離れ、山籠もりの修行をし、煩悩を排して勉強に励むことで、さぞかしパワーアップして帰ってくることであろう。そのような事前の帰省目的を持っていたが・・・




普通に遊んでいました(=゚ω゚)ノ




5日間、実家に滞在していたのですが、その間に、

・ラーメン屋3回
・食べ放題2回
・映画1回
・温泉1回
・川遊び1回


と、ダラけきって遊んでおりました。毎晩、お酒飲んでました(´・ω・`)


一応、向こうでやった勉強は、


・会社法百選
・『マネジメント』(P.F.ドラッカー)
・『マクロ経済学入門』(有斐閣アルマ)


だけです。後ニ者は勉強というか普通の読書なので、実質会社法百選だけですかね(´・ω・`)




例えば、ドライブしてワカサギ丼を食ったり




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@ワカサギ丼




湖や雄大な山々を眺めたり、




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@湖



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@山々




川で遊んだり、




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@川




いい感じの温泉宿にいったり、




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@外の休憩所




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@宿の池




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@宿にあった鎧




とにかく、何か夏休みらしいことしていました。まぁ僕の今の身分では1年間ずっと夏休みなわけなんですが、気持ちの上で、ね。



とにかく、普通の生活が、最高に楽しく、最高に幸せだと、どん底を経験しただけに、あらためて感じました。




今年の正月以来に両親とも会い、やはりかなり心配していたのか、とりあえず進路が決まったことにホッとしておりました。父親も僕がいる間は、珍しく酒を飲んでいました(僕と同じで弱いので、普段はあまり飲まない)。








頭の上にタオルをのせて、露天風呂にチャプーンとつかっていると、心の底から「極楽極楽」という気持ちになる。もちろん温泉には何度も行ったことがあるが、これほどまでに極楽ぅ~と、温泉につかれる幸せを感じたことは今までになかった。まさに極楽浄土。




聴こえてくるセミの鳴き声や川のせせらぎに耳を傾けてつつ、ぼんやりと3月から今までに起こった一連のことを思い出したり、バイトの店長や友人、帰省してからの両親との会話を思い出していた。




留年したことが、失敗であることは間違いない。予備試験という挑戦も公務員という進路も、妥協の中から生まれたものだ。決して、自分で多数の選択肢を吟味し、選びぬいて決めたものではない。



しかし、しかしである。



僕はローに既修で入学し、1年間通った。ここで行政法の知識を正確に固めることができたし、実務系の授業も役に立った。素晴らしく優秀な友人らとの自主ゼミも、自分の力をつけるのに役に立った。これらがなければ、予備試験を戦い抜くことは絶対に不可能だった。



他方で、僕は学費と生活費を奨学金に頼っていたので、借金がどんどん増大していた。また、ロー卒業後、修習までのニート期間の生活費をどうクリアするかについては、具体的な案を考えていなかった。




つまりである。ローに1年間通い、休学し、予備試験と公務員試験を受けるという選択は、自分に必要な力をつけてかつ、借金を最小限に抑え、ニート期間もクリアすることができるので、法曹になる上で僕にとって最良の選択肢だったことになる。公務員試験や面接によって、法律しか知らなかった自分の視野も広まった。




決して意図的に選んだものではない。むしろこんな危険な選択肢、意図して選ぶことなどできない。留年したため、もはやこのルートしか他に選びようがなく、仕方なくがむしゃらに走り始めた。当初は、このような結末を用意した神様を恨んだ(僕は無宗教ですが)。



神でもなんでもいいが、僕の人生のシナリオを書いている者がいると仮定する。その者には僕にとってこの道が最良であると気付いており、僕がローに入学するとき、あるいはもっと前から、僕にこのような道を歩ませることを決めていたのではないか。





留年したことは、失敗である。試合に負けることも、試験に落ちることも、就活でお祈りされるのも、会社をクビになることも、失敗である。


しかし、それが「真の失敗」になるか否かは、その後の自分の行動によって決まる。失敗から目をそむけ、失敗から学ぼうとせず、次の一歩を踏み出すことを止めてしまえば、そのときその失敗は「真の失敗」になる。



他方で、失敗と向き合い、失敗から学び、がむしゃらに次のステージに向かっていけば、その失敗は失敗でなくなる。



そして、あらゆる失敗は、人生のシナリオを書いている何者かが用意したものなので、無駄なものなど存在しない。必ず何か意図されて用意されたものなのである。




僕が今回の予備試験に最終合格すれば、用意されたシナリオの最後のピースを埋めることができる。仮に最終合格できなかったとしても、それを生かすか殺すかは僕次第であり、僕の人生のシナリオを書いている者は必ず生かせる道を用意しているはずだ。ただ、僕がその道を今はまだ推理できていないにすぎない。




「失敗とは、後天的に決まるものである」


「無駄な失敗など存在しない」



これが、僕が約6ヶ月間の地獄のどん底生活を味わうことで、学び取ったことの総論である。




夏休みも終わり、十分骨も休めたので、明日の9月からまた次に向けて頑張りますヾ(`・ω・´)

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2012.08.25 店長のことば


公務員試験も無事終了し、どん底からの脱出の兆しも見えてきた。嬉しいけど、いつまでも喜んでればいいというわけではない。僕の大学の同期は、既に2年前にこのステージを通過しているわけだから、僕は2年遅れていることになる。2年分の遅れを、取り戻さなくてはならない。




ローは今、夏休みなわけだが、僕もこの年次を基に計画を立てるとして、夏休み後をどう過ごすべきか。実は、前々から考えていたプランがいくつかある。





1、貯金を全て使い、バックパックを背に世界一人旅

もっと世界を見てみたい、世界中の人と話してみたいというのがある。野宿しながら日本を一人旅した経験は学部時代にあるが、世界を一人旅した経験はない。この機を逃したら、二度と実現不可能だろう。
このプランの最大のデメリットは、予備試験に受かったとしても来年の司法試験は絶望的ということだろう。さすがに帰国してからの数ヶ月の勉強で合格できるほど甘くはない。






2、離島での住み込みのバイト

半年くらい、離島で生活してみてもいいなと思う。住み込みのバイトなら、下宿先で司法試験の勉強ができるので、悪くない。これもこの機を逃したら二度と実現不可能だろう。
このプランのデメリットというか詰めが甘い点は、僕自身これによって何を得ようとしているのかイマイチ明確化できていないということである。





3、興味のある学部の授業にもぐりまくる

公務員になるにしては、僕は知識・思考力があまりに乏しい。このままでは大して使い物にならない。マクミク経済学、財政学、会計学、統計学なんかは一通り学んでおきたい。欲を言えば経営学系も。
一応、学生証があるし、日本のマスプロ授業ではもぐっても誰も気がつかないだろう。これが一番、プランとしては現実的である。もちろん、司法試験に向けた勉強も継続する。





どのプランもそれぞれメリット・デメリットがあり、ワクワクし、魅力的だ。いずれにせよ、働き始めるまでの数ヶ月をただバイトして過ごすつもりはない。まだまだ、他にも新しいプランを模索してみるつもりである。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





今日、バイト先に、4月までお店にいた前の店長が来た。このタイミングで来てくれたことは、色々と話したいことが山積していた僕にとって幸運だった。この店長は、もの凄く仕事ができる全店舗ナンバー1の店長で、故に厳しく、僕も3月に入ってから約1ヶ月間怒られてばかりいた。でも、たまに一緒にご飯に行ったりするなど、良くしてもらっていた。




店長は、絶対に失敗できない期待のかかる新しくオープンするお店に栄転になったのだが、あまりの忙しさに無理をし過ぎ、体調を崩してしまっていた。そこで、しばらく実家に近い郊外の店舗に異動して休養をとることになったので、都会を離れる前にうちの店に挨拶に来たのだった。




僕は、バイト先の人に予備試験や公務員試験を受けることを何も話していなかったが、この店長にだけは全て話していた。久しぶりに会い、公務員試験が無事終わったこと、予備試験の結果待ちであることを報告した。驚くべきことに、店長は僕が3月4月に話した内容をほとんど全て正確に記憶していた。





僕:「・・・・・・というわけで、大学院は中退することになりますね。親の反対を押し切ってまで大学院に行ったのに、情けない話です。」


店長:「でも、公務員試験はちゃんと合格し、裏ルート試験(僕は予備試験をこのように説明していた)も勝ち抜いてるわけでしょ。当初の計画通りじゃん。」


僕:「でも、思うんです。一人でドタバタと何やっているんだろう、せわしないなぁって。周りにも心配かけるし。大学院を普通に卒業し、司法試験を受ける。あるいは、法曹の道をスッパリ諦めて、企業に勤める。何でそれができないんだろうって。」


店長:「確かに、ゼロ君が今回走った道は、学位や職歴として残るものじゃない。むしろ、就活で苦労したように、社会一般から見たらマイナスですらある。」


僕:「ですよねぇ。疲れましたよ。」


店長:「でもね、久しぶりに会って、4月のゼロ君と今のゼロ君は明らかに違うって感じる。ゼロ君の人生のシナリオを書いている神様にはわかっていたんじゃないかな、ここでこの試練を与えることが、ゼロ君の成長にとって一番だということを。」





(進路が決まったので、1週間ほど実家に帰ります。その間、ブログの更新はできないと思います。コメントへの簡単な返信でしたら、携帯からしようと思いますヾ(`・ω・´) )






朝、目が覚めて、時計をみる。まだ、あと1時間くらいあるか。



留年してからこれまでのこと、これからのことを考えつつ、ベットでゴロゴロする。




ええぇい、クソっ‼‼と起きだして、食パンを焼いて朝食を食べる。結果がどっちであろうと、外出はしないといけないので、体力をつけておく必要がある。



モグモグ食いながら、時計を見ると、もう時間を過ぎていた。ドキッとして、どうしようか少し躊躇った後、スマホに手を伸ばしアクセスする。





自信はあった。しかし、これまで官庁訪問や最終面接で失敗しているという過去から、どうにも弱気になっていた。面接官は、国家公務員総合職に最終合格した点、予備試験の短答を高順位で通過した点を評価してくれていた。



今思うと、その前の集団討論が少しヤバかった。予備論文の勉強のクセで、論理の矛盾点や議論の無駄さに敏感に気づいてしまう僕は、7人のグループのうち3人を論破してしまい、完全に議論の主導権を握り、周りが僕に委縮して発言しにくくなっているように感じた。これがキレ者であると吉と出るか、協調性のない奴と凶と出るか、公務員受験界の通説だと後者だった。




僕は、周りに気遣って馴れ合いの無駄な議論に時間を費やすのは税金の無駄遣いに他ならないと思うのだが、組織で働く以上そうもいかないのか。もちろん、単なる飲み会だったらいくら無駄があってもいいんだが。




ドキドキしながら、ぺージにアクセスする。僕の受験番号は・・・・・・あった。最終合格。この試験の場合、それは事実上内々定を意味する。




あった、受かった。やった。ヘナヘナと脱力してしまう。嬉しいというよりも、ホッとした。ようやく終わった。留年してからの苦しみから逃れられるんだ。終わったんだ。





というわけで、僕は、某公務員試験に最終合格を果たしました。思った以上に苦戦し、時間がかかってしまいましたが、公務員試験、民間企業を含めた就職活動が終わりました。本当にここまで見守って下さり、ありがとうございました。



その後は、ローの友人を含むお世話になった多くの人に結果報告のメールをしました。みんなおめでとうと言ってくれ、その日の晩は高校時代の友人がさっそく祝勝会を開いてくれました(笑)



予備試験に受かったとしても、一定期間は公務員として働くことになります。プロの行政官としては全くの未熟者であるので、公務員としての自己研鑽に努めようと思います。




その日の午後は、大学の図書館に行って司法試験に向けて勉強していました。公務員試験には受かったけれど、司法試験はまだまだこれからですから。





その日、キャンパスを歩いていて、あぁ夏の空ってこんなにもキレイだったんだなぁセミの鳴き声が心地よいなぁと、2月下旬に留年して以来、久しぶりに心のゆとりを持って、周りの景色に目を向けることができたのが、本当に嬉しかったです。


2012.08.20 ロッカーの中
今まで、今年の予備試験受験者のブログなどは意識的に読まないようにしてきた。周りの優秀さに圧倒され、意気消沈してしまうと思ったからだ(´・ω・`)



しかしまぁ、先日、とうとう我慢しきれなくなり、いろいろ検索して、答案構成をさらしているブログを読んでみた。あまり多くのブログに当たったわけではないが、論点の抽出だけでいったら僕の方が分が悪いと思えるブログもいくつかあった。
現実にはこのレベルの人が数百人はいるのだろう。予備試験の戦いは、厳しい。




ところで、去年の予備試験の論文合格者の内訳を見てみると、学生はかなり高い合格率であるにも関わらず、いわゆる「べテ」と言われる人達の合格率は極めて低い。これはなぜだろうか?
特に予備試験の場合、科目数が増えたので、学部の段階で行政法・実務系まで押さえられる人はそんなに多くないはずだ。でも、論文合格率でここまで歴然とした差が出る。何が違うんだろう?




そして、僕の答案は「べテ」寄りなのか「学生」寄りなのか、どちらだろうか。




僕の立ち位置がそもそも中途半端だ。司法試験の勉強も今年で5年目であるから、「べテ」に片足を半分突っ込んでいると言ってもいい。他方で、学部を卒業してまだ1年ちょい、一応身分はロー生なので、もう片足は「学生」に残っているといえる。



う~ん(´・ω・`)



別に「べテ」が悪いと言っているわけではない。しかし、これほど歴然と合格率に差が出ると、やはり何かベテラン受験生には、やってはならない悪いクセがついているとしか思えない。一度、ベテラン受験生の答案を読んでみたいのだが、そんな機会もないしな(´・ω・`)





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さて、今日はバイトが午前中で終わったので、午後から大学の図書館に行ってきました。


「今日やったこと」

・葉玉100問
・事例研究刑事法①
・会社法百選
・憲法判例
・刑法肢別
・水町労働法



なかなかまとまった時間がとれないのと、集中力が落ちているせいで、百選にしろ基本書にしろ進みが遅い。




特に、今、自分の方向性を見失いつつあり、法律の勉強をすることに迷いが生じている。予備試験に向かっていたときは、そんなこと考える余裕もなくがむしゃらに勉強してたし、終わった直後は解放感でいっぱいだったから、そんなこと考えもしなかった。



しかし、今、落ち着いた時期に入ってみると、自分は本当に何をやりたいのか、自分はどんな人間なのか、自分の本音は何なのか、それが全く分からない。本来、学部3年時くらいにブチ当たる悩みに、今、直面している。




久しぶりにローの自分のロッカーに行って、中身を整理してきた。いろんな本が出てきた。高橋日本国憲法、作法、ヤマケイ民法総則、佐久間民法総則物権法、道垣内担保物権法、潮見債権総論、中田債権総論、潮見黄色本、アルマ親族相続、井田刑法総論、西田刑法各論、江頭会社法・・・・・・




たくさん勉強して、司法試験に上位で受かって、「新司組はザコ」なんて言わせない立派な法律家になって、あわよくばロー在学中に論文を執筆して、ロー卒業と同時に助手採用なんて、そんな途方もない夢を抱いた時期もあった。つい1年くらい前のことだ。



結果は留年、休学、そして恐らくは中退。ロー卒業にすらたどり着けないほどの能力しかなかった。それほどに僕の頭は悪く、阿呆だった。





ロッカーに並べられた、今は使わなくなった基本書、判例集、レジュメ、問題集、論文や連載のコピーを見て、僕は何をしたかったのか、改めて自問することになった。


先日、友人との自主ゼミで『事例で考える会社法』の答案を書いたが、本書の問題は事実が詳細で微妙なケースも多いので、書いてためになる問題が比較的多いと思う。少なくとも事例研究系よりは多い。




そんな友人は、今年の予備に落ちて、来年もまた挑戦するというのだが、「なぜ来年も予備を受けるという気持ちを保てるのか?」と聞いてみた。すると、「逆になぜゼロは来年以降のの予備を受けないのか?だって法律家になりたいんでしょ?」と返された。




これまでは、「ローの友人らと司法試験を受けたいから、来年以降に予備に受かっても意味がない」と説明していたが、本当にそれが本音だろうか?友人曰く、プライド。つまり、プライドの高い僕は、ローの同期が司法試験に受かり、修習に行き、法律家として活躍して行くのを見ながら、自分だけ受験資格を得るための予備試験を受け続けるという状況を避けようとしていると言うのだった。




かなり図星だった。僕なんかより、友人の方がずっと僕についてよくわかっていた。




プライド、自信過剰、傲慢さ。学部の時はそんな自分だからこそ、困難なことにも臆せず挑戦できると思っていた。しかし、今や、これらを捨てる、ないし少なくともうまく付き合わないと、僕は選択を大きく誤ることになるのではないだろうか。「自分自身に誠実でいなければならない」というシェイクスピアの知恵は、やはり正しい。




では本当の自分、自分の本音とはなんだろうか?よくわからん。



そこで、僕は、とりあえず部屋で悶々としていても仕方がないと思い、翌日がバイトの休日であったことを利用して自転車で山や沢などの自然がたくさんある方へサイクリングに出掛けた。





往復で約60キロくらいだろうか。久々に長距離こいだので、結構疲れた。橋の上から、川の方を眺め、良いのか
悪いのか分からないが、自転車を止めて川の方に降りてみた。


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@橋の上から


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@川へ降りる道


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@川1


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@川2




ここで、持ってきたお弁当を食べて休憩した。川の流れを見ていると、「まぁ考えなくとも時の流れに身を委ねれば?」と安易な声が聞こえてくる。他方で、打ち上げられた流木をみて「君はどこうで生まれ、どういう経緯で打ち上げられちまったんだ?」「今、どんな気持ち?」と尋ねてみたくなる(病気ですかね?






結局、何の答えもでないまま、これ以上登っても仕方がないと考え、もと来た道を引き返すことにした。






帰りの途中、一瞬通り過ぎてしまったんだが、やたら古びた家があるのに気が付き、どうにも気になったので引き返してきた。行きは気付かなかったんだが、何だろう?「入場無料」とあったので、入ってみた。玄関の背が、身長175センチの僕の胸くらいまでしかないという低さだったので、かなり屈まないと入れなかった。



玄関口はひんやりと薄暗かった。一応、記帳台があったので記帳すると、昼をだいぶ過ぎているにもかかわらず、今日は僕が最初の訪問者のようだった。




誰が管理しているのだろうか?よくわからないまま、靴を脱いで土間からあがってみた。一瞬、住居侵入罪が思い浮かんだが、入場無料とあったので住居権者の意思に反する侵入とはいえないだろう。そもそも、もう遅い。



かなり古い家のようだった。僕の田舎の祖父母の家が築120年くらいだが、それと同等か、もっと古いか。祖父母の家と同じ香りがして、懐かしく思った。



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一通りウロウロし、「ふぅ」と縁側で腰をついていると、奥の戸がガラガラと開いて、中からお婆さんが出てきた。ビクッとして立ちあがったが、逆に見学客がいたことにお婆さんが驚いているようだった。




お婆さん:「あれまぁ!暑い中よく来たねぇ!ささっ、こっちにお座り。今、麦茶出してあげるからね。」



僕を孫か何かと勘違いしているのだろうか?一応、ここの管理人のようだが、僕を丁重にもてなすつもりでいるらしい。
出された麦茶(ぬるい)を飲みつつ、ようやくお婆さんは、管理人らしく、ここの説明を始めた。



お婆さん:「江戸時代後期、ここは呉服屋だったんだよ。」



以上だった。それ以上の説明は期待できそうにない。僕が(ぬるい)麦茶を飲みつつ、興味を持って周りを見ていると、お婆さんは奥に引っ込み、ボロボロの冊子を持ってきてくれた。一応、ここのパンフらしい。



お婆さん:「なかなか予算をつけてくれないからね、パンフレットも刷れないんだよ。これをもっと刷れば、見学客もたくさん来るのにね。」



どうやらどこかの自治体が管理しているらしい。客が来ないのは、パンフ以前に、あまりにも目だたなすぎるというせいもあると思うが。



「・・・・・・昭和61年8月現在においては、このような施設はもう数件しか残っておらず・・・・」




・・・どうやらこのパンフが書かれたのは僕が生まれる前のようだ。既にこのパンフも文化財の域に達している。




僕がパンフを読んでいる間に、お婆さんは塩と砂糖を混ぜたような妙なお菓子(まずい)を持ってきて、「だいたい最近の政治家は・・・」と国内政治の話を一人でし始めた。



お婆さん:「お兄さん、政治家になる気はないのかね?」


僕:「ないですね。」


お婆さん:「学生さんかね?何の勉強しているんだい?」


僕:「一応、法律です。」


お婆さん:「ほぉ、法律ね。立派なもんだ。これからね、日本はもっと大変になるよ。お兄さん達若いもんは大変だよ。でもね、わたしゃ死に行く身だけど、将来の日本に期待してるよ。」



今は日本の将来よりも僕の将来の方が心配だが、口が裂けてもそんなことは言えない。



お婆さん:「ちょっと、待っとれ。お兄さんにいい物あげるよ。」



そう言って、お婆さんはまた奥に引っ込んで行った。



お婆さん:「ほれ、お兄さん。これ、持ってお行き。」



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@「これ」



「これ」についての情報が圧倒的に不足していた。次々と質問事項が思い浮かんだが、とりあえず飲み込んだ。




お婆さん:「小さな雛人形だよ。これはお雛様だ。顔を見てみな、笑っているだろう。女はね、常にニコニコって笑ってないと良縁が逃げちまうって言われてたからね。辛くてもこうやって、笑っているんだよ。」




確かに、よく見ると笑っているように見える。




お婆さん:「男は、ニコニコ笑っているわけにはいかんかもしれない。だけどね、男も心の中では笑ってなきゃいけないよ。そうしないと、周りの流れが悪くなってね、出世の機会を逃すことになる。」



僕:「・・・・・・」



お婆さん:「お兄さん、縁側に座っている時、何か哀しそうに見えてね。だからこれをもってお行き。そして、心の中で笑いな。若いし賢いんだから、笑ってれば、必ず機会がやってくるよ。」





(実話です。とても不思議で印象に残ったので、ブログの記事にしました。長い記事のご拝読最後までありがとうございました。)

2012.08.13 一本の槍
お盆の繁忙期でバイト先が忙しい。連日、残業、残業。ただ、忙しいと余計なことを考えなくて済むからいい。あと、シフトも大勢入るのでそれなりに楽しい。



そんな中、その日だけ早めにあがらしてもらい、屋形船に乗ってきた。俺は雨男で、楽しみにすればするほど雨が降ってしまうのが常だ。今回もその日はずっと雨の予報だったが、当日は奇跡的に晴れた。誰もが雨が降ると予想しているのに、その予想に反してスカッと晴れるのは、何だか自分的に縁起がいい気がした。




船は気持ちよかった。料理はうまかったし、外に出て船の先頭から海を眺めていると、自分の悩みなどあまりにちっぽけものである気がする。予備の合否なんて全く頭に浮かばないくらい、楽しんだ。




一緒に行った相方は、僕に気を遣ってか、ムリくりにテンションを上げてくれていたような気がする。そのせいか終盤若干お疲れ気味になっていたのが申し訳なかったが、お陰で予備試験後のモヤモヤした残滓が吹き飛んだ。





遊びに行くたびに思うのは、僕は遊ぶのが苦手だなということ。遊ぶのがうまい奴ほど仕事もできるというので、僕は仕事ができないタイプなのだろう。





確かに、遊びもでき、勉強もでき、仕事もでき、恋愛もできる、そんな人なら、この社会でどんなに生きやすく、活躍できるだろうかと思う。残念すぎることに、僕はどの項目も最底辺のレベルである。故に、そんな人へのあこがれや嫉妬という感情がないではない。





でも、他方で、不器用極まりないバカみたいな生き方も嫌いではない。正直言って何もできない。でも、胸に秘めた一つの信念を貫き通す。





ジャンプで連載中の漫画『ワンピース』の第8巻「65話 覚悟」で、ゼフがこんなことを言っている。



「…全身に何百の武器を仕込んでも、腹にくくった"一本の槍"にゃ、敵わねェこともある。」



このセリフ、結構好きだ。









予備論文に受かっていたら、これから僕が戦うべき直近の舞台は、予備口述試験と司法試験だ。特に、司法試験。



上位ローの中でも超上位陣は、法学の実力はもちろん、その他の面でも恐ろしいほどの能力を有している。ローにいた頃は、奴らに全く敵わなかった。勝てなかった。
予備試験組で天才学部生たちが加わるので、司法試験で上位合格を狙うことはとてつもなく難しいことだと思う。



でも、そんな奴らと競いあえる、それって凄い楽しい。毎日毎日、必死になって勉強して、みんな人生賭けて挑む。そんな勝負の場に向かうワクワク感と、試験期間中の緊迫感、そして終わった後の爽快感はたまらない。それこそ生きているという感じがする。



何も出来なくたっていい、不器用だっていい。己が信念を持ち、必死に挑む。そんな生き方も素敵だと思うし、そんな生き方に憧れる。





そんなことを、船の先頭に立ち、風を受けながら考え、「フフフッ、もう少し頑張ってみっか。」と気持ち悪い笑みを浮かべていたよ(´・ω・`)





仮に今年の予備試験に受かって来年の司法試験を受けるとしても、今のままでは最終合格は危うい気がする。とすれば、もう一段階レベルアップしなければならない。




そこで、今度は逆に、今年の予備試験がダメであったと仮定して、何が足りなかったのかを考えてみると、以下に集約できる。



1 基本概念、条文の理解不足
2 重要判例の理解不足
3 スッキリした読みやすい構成、コンパクトかつ的確な論証の不足
4 あてはめ、特に事実の分析の甘さ稚拙さ



やはり、基本概念と条文の理解はまだまだ不足していると思う。例えば、「既判力」とか「弁論主義」とか、超重要基本概念だが、いざ問われると的確な理解が示せていない気がする。重要判例もまた同じ。



では、「1」と「2」について、具体的にどう対処すべきか。


まず、百選の解説を読んでみるというのがある。僕は超重要な判例の解説は読んでいるが、多くは解説を読んでいない。確かに、司法試験的に残念な解説が多いのだが、中には良い解説もある。重要論点について深く解説しているので、良い解説のみに限定して読めば理解の促進に役立つだろう。



また、事例系の問題集に多くあたり、その解説を参考にするという手もある。


基本書を繰り返し読むというのもあるが、ただ読んでるだけでは100回読んでもあまり意味はないだろう。





次に「3」「4」については、まず合格答案を分析し、そこから技術を徹底的に盗むというのが一番だろう。また、判例のあてはめをもっと精読して参考にするのもよい。






そんなことを考えつつ、今日はバイトが午前中で終わったので、午後から大学の図書館で勉強。定期試験も終わったらしく、ガラガラで良かった。


「今日やったこと」

・葉玉100問
・会社法百選
・事例で考える会社法
・刑法肢別
・事例研究刑事法①
・水町労働法
・戸松初宿憲法判例



今の時期は短答対策に特化する予定だったが、事例系の問題集で頭をひねらないと思考力が落ちる一方なので、論文向けの問題集もちょいちょい使っていくことにした。



休憩中は相変わらず神社に予備合格をお参りして、セミの鳴き声を聞きながらコンビニで買ったシュークリームを食べた。「夏かぁ」と思いながらモフモフと食べた。以前に比べて心が落ち着いてるのは、予備試験も公務員試験もとりあえずやり切ったからだろうか。




図書館を出て駅に行くと、浴衣を着た女の子がたくさんいた。夏のイベントに全く参加していない僕は、キャピキャピと楽しそうな浴衣女子の行く方向とは逆方向にとぼとぼと向かい、憲法判例を電車で読みながら家に帰った。





この夏は屋形船に乗るというイベントがあり、その予約を僕が請け負っていたのだが、ダラダラと先延ばしにして「さて、そろそろやるか」と思ったころには多くは満席になっていた(´・ω・`)




いろんな所に電話を掛けては断られ、ようやく一つ、予約を取り付けることができた。アブねー(´・ω・`)
僕は何事も追い込まれないとやらないという悪いクセがある(´・ω・`)



今年の夏の唯一のイベントだから、むちゃくちゃ楽しみだ。それでもやはり、頭の隅に、心の隅に、「予備試験に受かっているのか」というもう何百回問いかけたかわからない澱みがあり、心からはっちゃけるのはなかなか難しそうだ。




今日は、某公務員試験の最終面接でした。面接はイマイチ手応えがつかみづらいですね。まぁもう終わったことなんで、どうでもいいでしょう。




今年、いくつか公務員試験を受験し、その多くは筆記を突破しているんですが、どうしても面接で落とされてしまいます(´・ω・`)
特に最初の方の面接は突破できても、最後の最後で落とされるというパターンが非常に多い。





というわけで、僕が今年、一連の公務員試験を受けてみた感想は、筆記は予選にすぎず、本戦は面接試験だと思った方がいいということです。資格試験ではなく、あくまで就職試験ですから。




そもそも、公務員試験で要求される知識レベルが非常に浅いです。試験中に民法や憲法、行政法を解いていて、こんな阿呆な選択肢を選ぶ奴がいるのかといつもツッコミを入れていました。論文も同じです。国家総合職の法律論文でも、上位ローの入試問題よりはるかに簡単で、かつ周りのレベルが低いので、司法試験での禁じ手である自動販売機型答案で余裕で上位にハネます。政策論文は、常識を分かりやすく書けばオケです。政策もへったくれもない、そんなレベルです。




故に、司法試験からの転職(?)組は、「公務員試験ヨユ~」とか思うかもしれませんが、どっこい、公務員試験の本番は面接です。筆記は足切り試験なのです。




自己分析・官庁と自治体の分析をしっかりやらないと絶対に受かりません。また、経歴にキズがあると、その説明責任をキチンと果たさない限り合格はあり得ません。




しかも、面接対策は、自分一人でやるのは限界があり、自分では最高と思っている志望動機や政策も他者から見れば矛盾だらけの根拠のない独り善がりにすぎないことが多いです。だから友達と一緒に議論しながら対策するのが一番なのですが、司法試験からの転職組には、公務員試験の受験仲間などいません。ボッチなんですw




僕は、面接試験を受け、試験官に指摘される度に、志望動機や自己分析等を練り直すという形で進めてきました。試験官に面接指導をしてもっらていたようなものですw





というわけで、司法試験から転職して公務員試験を受けるという方は、とにかく面接対策をバカにしないで頑張ってください。むろん、筆記突破が前提なので、筆記もキチンと突破してくださいねw




僕はというと、公務員試験の筆記はもう二度と受けたくないですw









さてさて、面接が終わると、時間があったので、久しぶりに大学の図書館に行ってきました。ここ最近はバイトばかりで知的好奇心に飢えていたので、古びた本のあの独特の香りを嗅ぐだけで興奮しました(変態かw)



以前から読みたいと思っていたジョン・ロールズの『正義論』が置いてあったのをたまたま見つけたので、借りてきました。買おうと思っていたんですが、あの値段ですからw



さらに本屋で、小説の文庫本を3冊買ってきました。大学1、2年の頃やロー入試後~ロー入学前までは小説もよく読んでいたんですけどね。ローに入ったらあの忙しさですから。ましてや留年・休学してからは、そんな余裕ないですし。





司法試験に向けた勉強も徐々にぺースを上げていっています。とりあえず自主ゼミが一つ再スタートするので。今日明日は久しぶりに会社法の答案を書きます。



司法試験については、余計な本を読むとむしろ答案が崩れて有害なので、スタンダードな基本書と問題集・重要判例・過去問以外に手をつけません。それでも8科目で優に30冊以上の本と格闘しなければならないのが司法試験の恐ろしいところですw





とりあえず公務員試験が終わり、そして、新たなステージに向けた勉強を頑張っていきたいと思います。



2012.08.04 失敗者の言葉
先日、バイト先の飲み会があった。





みんなでワイワイとメシを食っているところ、席の隅の方で、どこの会話にも入ることもなくションボリしながら一人でウーロン茶を傾ける男性アルバイトスタッフが視界に入った。僕は表で働き、彼は裏方なので、同じお店であっても挨拶以外に直接話したことはなかった。確か、30歳くらいのフリーターであると人から伝え聞いていた。



なぜ、ションボリしているのかというと(推測だが)、さっき酔っぱらった女性社員に「おまえは仕事が遅い」とか「定時に帰らないで少しは残れ」とか何とか散々からまれていたからだろう。特に反抗もせず黙って聞いていたので、内に抱え込むタイプみたいだ。




僕はこういうのを放っておけないタイプなので、取り皿と梅酒ソーダ割(僕は酒に弱いのでジュースみたいのしか飲まない(´・ω・`) )を持って、彼の横に移動した。




「ども。話すの初めてですね。ゼロです。酒飲まないんすか?」




そんな感じで、彼に話かけてみた。最初は、仕事の話(「やってられねーっスよ!この前だってこの野郎・・・」(byゼロ))や料理の話(「うめー‼‼この肉うまっ‼‼食ってみてくださいよ!」(byゼロ))をしていた。




そして、「バイトの後、何かやってるんすか?」と聞いてみた。




すると、どうやら彼は、色々な小物を自分で作っていて、それをネットで販売しているらしい。さらに掘り下げて聞いてみると、以前は自分のお店を持っていたが、潰れてしまい、今はアルバイトとネットでの販売で生計を立てているらしい。




さらに興味を持って話を聞いてみると、田舎から出てきた話、お店を開くまで話、潰れるまでの話、その後の話、そして将来の話を語ってくれた。




僕が興味を持ったのは、お店が潰れるという大きな挫折を経験したこと、そこで色々考えたがやはり物作りをしたいという強い気持ちがあること、でもいい歳だし将来が不安であることなどだ。特に彼は、物作りをする上で核となる彼なりの哲学を持っていた。その哲学と、利益を上げるための経営戦略との調整にズイブンと悩んでいるようだった。



大きな挫折を経験し、社会のルートから外れ、誰からも認められることなく、将来に不安を抱えながら必死にもがいている様子になんだか親近感を覚えた。





「失敗は成功の糧」と言われる。多くの成功者たちの中には、過去に様々な失敗をしてここまできたという人も多い。そんな人の著書が、書店にたくさん並んでいる。





しかし、成功者の失敗談は、所詮成功を惹きたてるための美談でしかない。成功者の失敗談が美しく感じるのは、その人が成功者だからである。失敗は、どこまでいこうと失敗なのだ。美しくなんかない、それが真実。




だから僕は、成功者の失敗談にあまり興味がない。むしろ胡散臭い。だけど、今まさに失敗の渦中にいて、もがき苦しんでいる人が、何を考え、どう行動するか。これにはムチャクチャ興味がある。考えさせられる点も多い。




失敗にも性質がある。特に何も考えず、失敗を繰り返し、そして失敗に慣れてしまう。こうなると例えば司法試験を10年、20年受け続けるようなことになる。正直、このようなケースからは学ぶべき点はあまり多くない。




その後、隅で彼と一緒に話し続け、メアドを交換して飲み会は終わった。







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昨日、ローの友人らとご飯を食べてきた。ロー生の悲しい性だが、オリンピックの話でも夏休みの話でもなく、ひたすら法律と司法試験の話をしていた。まぁそれが楽しいんだがwww



楽しいなぁ。実務系の授業での接見の話、こんな最新の最高裁判例が出たという話、予備試験での試験委員の先生らの暴走の意図を推測しあうなどなど。楽しかった。




留年・休学していなければ、今頃は普通にローの最終学年に通って、こうやって毎日のように仲間と法律の話をし、切磋琢磨しながら司法試験を目指していたんだろうな。全ては僕が、留年というアホなことをしてしまったから。




将来こうやって、みんなと同じ業界で働いて話ができれば、どんなに楽しいだろう。




ローの友人らとの自主ゼミは、来年の司法試験に向けて9月から再スタートすることになった。続くかどうかは、僕が予備試験に受かるかどうかの一点にかかっている。




不安を抱えながら黙って結果を待っているより、もうがむしゃらに勉強していた方がなんかスッキリするわ。勉強しよう、勉強。




予備試験、受かっていてくれ。


2012.08.02 夏の青空

何度も何度もしつこいと言われそうだが、とにかく予備論文に受かっているのかいないのか、気になって気になって仕方がない。



今年の問題と自分との相性は良かった。現場思考になった問題も、概ね良い方向に議論できているはずだ。以前の日記で、「運は引き寄せるもの」と言ったが、十分に運を引き寄せられたと思う。毎日のように神社にお参りに行ったので、神様も少し味方してくれたのではないか。




しかし、しかしそれでも僕を不安にさせるのは、予備試験の合格率の低さと、「僕が予備試験に合格する」ことの意味が普通の人が合格するよりも若干大きな意味を帯びてくると思われるためだ。




ローで留年し休学したその年に、国家総合職試験と司法試験予備試験にダブル合格する。そんなこと有り得るのだろうか?相当希少価値が高いケースに違いない。そんなケースがあってもイイと思うが、そんな特別なケースが自分だとは思えない。自分には特別な才能はないし、これまでも失敗だらけの人生だった。だとしたら、合格はやはり厳しいのではないか。



努力はした。夜は、将来が不安で眠れず、深夜のマックに行ってホットコーヒー1杯で朝まで勉強した。勉強量というよりも、精神が崩壊しそうなギリギリの一線でただひたすら勉強し続けたことを褒めてやりたい。





バイト中、お客さんを見送るために店の外に出ると、ここ数日は胸をすくような青空と入道雲が広がっている。





夏だ。




昔から夏は一番好きな季節だ。田舎の婆ちゃんちに行った思い出、家族旅行の思い出、ラジオ体操・虫捕り・プールの思い出、汗だくになって野球をした思い出、思い出、思い出・・・。




お客さんを見送るために外に出たのに、いつも空ばかり見ている。少しでも夏を感じたくて、あえて日の当たる場所に立っている。



バイト先はいい人ばかりだし、それなりに楽しい。ただ、特に大したスキルは身に付かない。20代の、もっとも成長しなければならない時期に、これでいいのだろうか?




しかし逆に、なぜ成長しなければならないのだろうか?なぜそんなに、自分は自分自身の成長を求めるのだろうか?今の生活だって、悪くはない。こんなノンビリした生活だって、良いではないか。精神崩壊しそうな不安を抱えながら勉強することもない。楽な生活。



それなのに、なぜ、もっと成長したいと思うのだろうか。



そんなことを考えながら、今日も青空を見ている(←お客さんを見送れ





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さて、まずは、司法試験合格に向けての第一期。短答を中心に、どんな教材で勉強していくか、簡単にまとめてみる。



「主要7科目共通」

・新司短答過去問
・肢別
・百選




「憲法」

・伊藤塾基礎M
・戸松初宿憲法判例





「行政法」

・サクハシ
・行政法判例ノート




「民法」

・伊藤塾基礎M
・紛争類型別




「商法」

・リーガルクエスト
・葉玉100問




「民訴」

・藤田講義民訴
・藤田解析民訴




「刑法」

・呉基本書シリーズ
・前田判例250選





「刑訴」

・池前
・刑訴判例ノート




「労働法」

・水町
・百選
・ロー演習労働法





まぁ、使いなれた教材を使用して、基礎をガッチリ固めて行きますヾ(`・ω・´)